つよく生きているか

2019〜2020のくらむせかい,くらむの日記

6月29日土曜日

夜中37度6分、朝38度。起床して台所に行って、「微熱がある」と言うと、母が手を口に当てて「は!」と大袈裟に言う。その反応にほっとして、わたしは笑う。安心がいちばん薬になる。
母が8時半にクリニックに連れていってくれる。熱が出ただけでこんなにも迅速に医療機関に連れて行ってくれたことはなった。ふしぎな気持ちがするけれど、やっぱり安心する。お腹がもぞもぞして怖かった。クリニックの受付は自分でしたけれど、母もいっしょに待ち合いに座ってくれた。問診票を書けてほっとする。口ではうまく言えない。頭の中で考えてきたことを紙に書いた。
診察では、「扁桃腺はだいじょうぶだけど、のどが奥まで腫れていますね」と言われる。首の表面で熱を測ると、38度あって、またほっとする。お薬をもらえる。

帰宅した玄関で足に違和感がある。見ると、右足のスニーカーの底がべろりとめくれている。びっくりして外に出て、母に見てもらう。「接着剤でくっつけてみるか、それとも別の靴を履くか」と訊かれてわからない。別の靴を指さしたが、昼になって、靴がまだあることを確認してから、接着剤を頼んだ。
スニーカーの中に柱が立っている。重石なのだろう。
家族が身近にかんじられる。
ほっとして、かんばろうとおもう。
早く治そうとおもい、しっかり眠る。