つよく生きているか

2019〜2020のくらむせかい,くらむの日記

8月24日土曜日

早く起きてしまう。目が覚めても横になっていること。我慢できず 、起きてしまう。あまりよくない。
冊子を読む。

たくさんの奇妙な夢を見続けている。

わかりやすくできない。わかりやすくしようとしているが、わから なくて、わかりやすくできないでいる。

昨日母が、弟の態度をどうかしらと言う。1千万円以上も大学費用 として出させておいて、あの態度は理解できない。 母の言い分はわかる。わかりすぎるほどだ。わたしと弟には、 甘えがあるだろう。しかし、弟が、「たいへんな費用をかけて育て てもらった恩を背負っている」と自覚して、 生きていけるだろうか。恩に見返るほどの存在である、 存在になる、と覚悟できるだろうか。 弟には仙人のようなところがある。なにも悟りを開いているふうで はないし、友だちとはよく話すし、子どもの頃から、自分がやりた いことは犠牲にせずにうまくもちつづけているようだった。 おしゃれだし、玄米を食べている。ふつうの青年だろう。それでも どこか超然としたところがあって、もしかしたら、僧侶とか、 登山家とか、phaとか、絵本作家
なんかになっていても、おかしくないかんじがある。10年を1日 として生きている。いろいろなことはやるが、精神がなにかを貫い ている。父に似ていて、父よりも器用に生きている。 挫折が早かったからかもしれない。
あるいはある日とつぜん女の子と結婚して、子どもをつくってもお こしくない。弟は、たぶん、どこに、だれといても、 自分の人生を生きていくだろう。だがそれは、みなそうではないか 。
学費のことも生活費のことも、子どもの頭から消えてなくなりはし ない。態度に表さなければ、他人にとってはないとおなじだ。

わたしたちは大人になれなくて、なりたいとはおもっているが、う まくなれなくて、子どものような息ばかりしている。

朝早く起きすぎた。不安なのだろう。加速している。加速してはな らない。我慢してほしい。
じっと我慢してほしい。
がむしゃらになってはならない。
がむしゃらになってうまくいく頭はもうないのだから。

身体がふわふわしていた。それでも出掛ける。ひとがたくさんいる 。立ったまま、時間が経つ。
不安でも動くしかない、しんどくても歩くしかない、そんな話が血 液の中を、骨の中を、走り回っていて、騒がしい。
つぎの場所に移動しながら、「これは…」とおもう。動いていたら 、落ち着いてくることもあれば、今日のように、自分が考えている よりも身体は苦しんでいて、くずおれてしまいそうになる、日も、 ある。
手にも足にも力が入らない。脳貧血が起きている。深呼吸をする。 心臓はだいじょうぶ。けれど、身体が、重くなるはずなのに、薄く 、まばらになる。
倒れるのかもしれない。不安でたまらないはずなのに、頭は白くな っている。震えているかもしれないと、自分の手を見た。
お湯を飲む。
重いものに引っ張られて、転びそうになる。
待っている。
もうすぐ帰り道。
そのときようやく、納得する。「これはあまりよくない状態だ」
倒れるのか、倒れたら、こんなところで…
目の前が真っ白になって、真っ黒になって、そうして意識が遠退い て、それでもわたしは歩くが、やがて倒れてしまう。
それを知っている。
倒れるのかもしれない。
どきっとする。
何度か、どきっとする。
あー、あー。
もう知るか。倒れるなら仕方がない。倒れるしかない。
もう知るか。勝手にしてくれ。
踵をどんと下ろす。
感覚のなくなった小枝かもしれない足をだんと下ろす。
ずん、ずん、床を踏みつけて、歩く。
知るか。
勝手にしてくれ。

それは、帰り道だったから、もちこたえたのだろうか。わからない 。

昨夜考えていた。行動するしかない、という言葉は強い。そして、 行動するしかないところで行動して、ひとは克服していく。その事 実も強い。とても強い。
だが、行動の中で一線を越える精神もある。にどと戻れないところ へ行ってしまう場合があることを、強い話のあとには、 するべきではないか。
・怖くて動かない
・怖いけど動いて動ける
・怖いけど動いて壊れる

そういう話を、たくさんの行動療法の、強い話のあとに、してほし い。

今日の身体のよくないことのいくつかの要因かもしれないこと
・ものがわからなくなっている
・メモがわからなくなっている
・4時に起きて読んだ
・曇り空
寒い朝
・寒い午前中の風
・午前中ゆっくりできなかった
・午前中あたたかいものを飲んでトイレに行くことができなかった
・朝食の前になにも飲み物を飲まなかった(いきなり食べた)
・行動がわからなくなっている
・わからないことを考えつづけている
・運転する目の前で女のひとが飛び上がった
・男のひとが振り返る
・昨夜散歩がおかしかった
・昨夜男のひとと赤ん坊とすれ違う
・昨夜母が「ニュースをつけて」と言う
・立ったままでいる
・自分の顔が醜い
カート・ヴォネガット全短編集を3巻読んでしまってあと残りひ とつしかない
・バインダーが700円と書いてあって高すぎて200年ほど使っ てもとをとらねばならないこと
・弟ががたごと言っている
・出発前に母がいなくなる
・出発前に父が「出掛けるのか」と訊いてきて驚いてうまく返事か できない
・自分の身だしなみが恥ずかしい
・シャッターが閉まっている

わたしの身体をわたしの身体から…

むずかしくてわからない、できない、って、言っていいんだよ。

急ぎすぎているし、やりすぎている。
わからないから、焦るのだろう。

ほかのひとよりもがんばらなきゃ。できることぜんぶしなきゃ。

ほかのひとができることよりもできなきゃ。ぜんぶがんばらなきゃ 。

与えられて唯一の機会だから。
最後の機会だから。