8月25日日曜日
昨夜は声が多い。とても多い。
雨が降っていた。
くるしい夢ばかり見る。ひとつでは、最後には大波がきて、けっき
混乱した夢、たくさんのひとびとがいる夢、なにごとかのわからな
朝晩は寒い。
はぴがいない。
4、5日前から、舌のどこかが痛い。どこなのかわからない。夢の
眠る前に、現実に怯む。
今日はお休みの日。今日はお休みの日。本を読んで、刺し子をする
(できなくてもだいじょうぶ。だいじょうぶだよ)
はあ……
寒くなったから、母が布団を出してくれる。ベッドの上に広げる。
今日はお休みの日。
シーツの中にたくさんの羽根とビーズが入っていて、部屋に舞った
舌の傷を見つける。
変化に対応できない。ベッドの上に座れなくなったことにどう対応
人間はどうすればいいのだろう。どこに座って、どこにいれば、い
わたしのものではないようなものに押し潰されそうにかんじること
なにもかにもわからなくて苦しい。
わかりやすくしたい。
今日はお休みの日。けれど寒くて、部屋が変わって、わたしはわか
机に向かう。壁に向かう。わたしは外が見たい。わたしは身体をや
気持ちが沈んでいく。
変わったことに対応できない。
むしろ休まらなくなっている。むしろ本など読めていない。だんだ
腹を立てている。まったくもって。
どんどん難しくなる。
話がぜんぜんちがう。
暑い。
休みたい。
どこで?
休みなどないのだ。安らぎなどないのだ。そしてふつうのひとのよ
わたしはわたしの自我を薄めていく。
目覚めてはいけない。
目覚めてはいけない。
父が、「こいつはばかだ。なんてあほなんだ」と言う。
目覚めてはいけない。
今日出掛けたときには、「わたしは自分をぼろ雑巾のように扱おう
帰宅して、母の役に立ったことを、うれしく考える。今日1日うま
今日は身体に力が入らない。
そして、「こいつはばかだ。なんてあほなんだ」、と言う。聞く。
目覚めてはいけない。
ここから目を覚ましてはいけない。
お化粧をして、ふつうの服装をして、鞄をもって歩いている、ふつ
わたしはじぶんがくるしい。
メモを見ても、恥ずかしくなる。なにさまなのか。とにかく身がす
勉強しても恥ずかしくて、しなくても恥ずかしい。
くるしいのに、どこにも休めない。
休み方がわからない。
目覚めてはいけない。
こんなに身体に力が入らない。
ここはわたしが安らいでよい場所ではない。わたしにはそんな資格
ごくつぶしだから。
ほら、だから、元気を出してよ。
元気を出して。
働いたらいいね。
勉強したらいいね。
そうしたらきっと…
自分であることがくるしいや。
心があることがくるしいや。
要らない。
わたしはわたしが要らない。
頭が冷たい。
勉強なんかしてばかものだ。
勉強すらしないでばかものだ。
どこにいてもなにをしてもあほだ。
それなのになぜ生きているの。
わたしが生きる意味はわたしにない。
金にしかない。
わたしのミラクルクエッションのことは考えられていない。
生きるのがつらい。
ひとりぽっちがつらい。
家族といたい。
いられない。
ごくつぶしだ。
でもどこにいてもなにをしてもなにになっても、それは変わらない
わたしは手にできない。
そんな、人生。
楽しみはない。
希望はない。
自分で持てない。
そんな力ない。
頭が冷たい。
ばかだと言われて、あほだと笑われて、そんな人生。でもほかにな
わたしの人生はわたしに捨てられた。
わたしは家族に…
働いて、それで家族がよろこんでくれるといいね。
いいね。
身体を切り刻む。