8月8日木曜日
ぐっすり眠る。帰れない夢を見る。
はぴがいなくなって腰痛になった父を見ていると、運動するべきだ
ブイヨンが死んだときには、「長い散歩に出た」のだとおもった。
回復するひとの共通点は、薬でも、メンターでもなく、複数の人間
回復しないひとは、孤立しているひとではないだろうか。
心の話よりも、挨拶ができること。
具合の整わないひとは、ひとつの話題しかもっていない。自分自身
ひとり暮らしのことを考えると、途方もないが、それで加速するの
はじめてなのだ。自分が生きる可能性を考えることは。そして、は
17のときに、「死んでも仕方がない」と父に言われて以来、わた
先日母が、「こんなにお年寄りが生きているのに、あの若いひとが
はりねずみが祈っている。
男性性と女性性が、脳の中のべつべつの部分で、すくすく育ったの
すだれ。
すだれ。
積み上がるもの。昇るもの。音はうえにうえに向かう。
毎日立ったまま本を読んでいる。強くなるか。
自分が倒れることよりも、倒れたわたしを見て驚く周囲が怖い。
蝉がないている。
時速60キロで川の流れを遡って飛んでいた、頭の白い鳥。
母とアイスを食べる。せっかく食べているのに、うれしい顔ができ
仕事はどうなったのだろう。
光。
わかりやすくしたい。わかりやすくありたい。わかりやすいものに
ひとめでわかるものにしたい。
わたしがどのように生きればよいのか、わかるように。
身長178センチで体重がせいぜい55キロほどの男性がもつ乳房
1日中甲子園を見ていたのに、夕食後わたしが母にテレビをつけて
出掛ける。1週間ぶりくらいだろうか。はらはらとする。簡単なこ
深呼吸をする。
帰宅してほっとする。車に乗られなければ生活できないのだが、乗
たとえばスマホのアプリも、なくてもいいように、多くのものは、
毎日買い物に出掛けられれば、安いものが買える。…
親に6万円を援助しているというテレビ。両親が見ている。わたし
夜遅くにスーパーにひとりで出掛けて、「いちばん安いもの」を買
母が、「両親とは別に暮らして、生活保護を受給してもらうしかな
父は不機嫌なまま、見ている。
わたしは、なにをしているのだろう。
わたしは、なにをしていないのだろう。
わたしは、なにをしているのだろう。
帰宅すると、ほっとして、達成感もあって、自分に自信がもてた。
そんな気がしている場合ではない。
頭がよくなくなる。
同時に細かく震えるものもある。それはわたしに、「わたしである
わたしであること。
たったこれだけの、わたしであること。
できることなら、普通の社会人になって、両親を安心させたい。
わたしであること。
わたしであること。
仕事。
恨んでいないと言えばおそらく嘘になる。だが、恨むのは筋違いだ
わたしのなにがいけなかったのか。友だちをもたなかったからか。
入浴から出ると、うながされる。扉がわずかに開き、閉じる。わた
弟が笑っている。
夕食後にテレビを見たがると、父にも母にも迷惑だ。
わたしはどこかに居たくて、その方法がわからない。あきらめかた
首を吊れば親孝行になる。