7月22日月曜日
雨が降っている。
ごみを出しに行く。ごみ袋が大きくて重くて、左足に当たってしま
犬が丸くなって寝ていた。こちらを見ているかとおもったが、見て
「転職は簡単にできる」というテレビ画面を見て、父が、「あーあ
わたしが自殺したら、両親はほっとする。
わたしが家を出て、閉鎖病棟にでもどこにでも行って、世帯分離を
そうなのだろう。
わたしはしがみつくべきではなかった。
こんなふうに、最愛の家族を、殺してはならなかった。
マッド・ヘイグのことを考えていた。支え手があり、話を聞いても
言ってはもらえない。床に這いつくばって、聞き耳をたてる。壁に
母の食事の準備を手伝うと、まるで、急かしているように受け取ら
役割を与えることは難しいことだ。
実際のところわたしはだれの役にもたっていない。役に立つ? いったいなにさまのつもりだろうね。
自殺するのが怖い。
家族に見捨てられるのが怖い。
どちらも、とても怖い。
わたしを殺すしかない。
他人は変えられないのだから。操れないのだから。わたしのもので
従順になるか。
首を吊るか。
心を変えるか。
昨夜も父が、「そんなことでは通用しない」と言う。30年間聞き
もういいかげんにしてくれ。
わたし、いいかげんにしてくれよ。
自分を守ることにひっしなのだ。この役を代わりにしてくれるもの
極端なことを考えたり書いたりすると、すこし気分が緩和される。
そしておもう、自分なりにがんばったり、たのしんだり、家族を大
死に物狂いで、自殺を回避したくなっちゃうよね。
本を読みながら、ふと、スターバックスが思い浮かんだ。そこで、
わたしは頭が弱いから、父は賢いひととお金を稼ぐひととよく目を
わたしは頭がこうしておかしいけれど、2秒ごとにものを考えてい
わたしはここに書かれているふうなことではなく、もっとなめらか
そういうわたしを生きてきたから、20年以上も、だから、わたし
でもね、わたしがそうして忘れてしまうおかしさのことを思い出す
家族に感謝している。食べ物があって、眠れて、心配してくれる。
雨が降っている。すずめが大勢鳴いていた。なにかあったのかもし
母が連れて歩いても恥ずかしくないような格好でなおかつ母よりも
買い物に出掛けながらそのようなことをつらつらと考えていたら、
会社から自由に行動できてとうぜんだと大人はおもっているらしい
よくわからないのだ。
個人が生きるとはどういうことなのだろう。
わたしがおもっているようではないのか。
タタール人の砂漠は涙が出た。まるでわたしであり、わたしである
感情豊かに、言葉豊かに、話せるひとばかりではない。どんなにそ
夜の散歩に行く。
ときどき、犬が、飛んで寄ってくることがある。犬にはDNAがわ