7月26日金曜日
深夜0時半、眠れない。寝つけないひとはスマホを見ているに決ま
・明日のは医者について、「自分で行く?」と母が言った。数回図
・車が止まる。「殺人者だ」その後、車は反対方向に去る。どうや
・求人のことであたまがいっぱいになっている。
・なにかをあきらめて受け入れねばならない。たとえば腹痛や、い
放り出さないでほしい。
すこし調子がよくなると焦ってしまう。いましかない、いまが最後
信じることはできない。
もっとよくなるなんて想像もつかない。
いや、想像はできる。夢だ。
父はいる。退職したからだ。その事実はきっと永遠だ。父がまだ在
はぴもいた。
いったいなにをどうすればいいのだろう。
たった数件の求人情報も整理できないでどうする。
ほらまただ。
できろ、できろ、できろ。
できないことをできねばならない。
それだけだ。
心細い。
わたしを見て。
平気なんかじゃない。
解離しているだけだ。
戻ったとき、こんなに苦しい。
2時になる。
生きること。生きないこと。死ぬこと。捨てられること。怖いこと
そんなにむずかしいことだろうか。
わからないわからない。
助けてほしい。支えてほしい。見捨てないでほしい。
とは…
しっかりしろ。
考えるな。考えるな。
生きるだけだ。
それができない。
できろ。できろ。
要求はひとつ、できろ。
生きる意味がないなんて考えるな。
お金を稼げるだけでも親孝行だ。
親を求めるな。求めるな。あきらめろ。
そして意味はなくなる。
それでも親孝行になるだろう。
心細いなら自分を殺せばいい。
できないなら自分を殺すのだ。
それだけだよ。
うん、わかった。
わかった。
生まれたみたいなものだよ。
4--5時まで1時間眠る。
歯医者に行く大きな道の交差点で右折を待っていると、自分の下の
歯医者では歯石を取ってもらう。細い曲がった振動する機械で取る
痛かった。怖かった。つらかった。痛かった。怖かった。つらかっ
帰り道、行き道よりもわかりやすい道を思い出して通る。区画整理
アルバイトはじめた場合の目標
・体力をつける
・気持ちに余裕をもつ
・お金の使い方を学んで貯金をする
・図書館の本を読む
・家族とすこし話せるようになる
・家族や親戚の手伝いになる
・アルバイトに気持ちをとらわれない
10年働いたら貯金もできるなとおもったとたん、10年後の自分
年金ももらえないし、福祉もない。だから、あまり考えても仕方が
それよりも、自分の気持ちが安らぐことや、身体が安定することを
だから、目の前のことを大切に扱いたい。
生きている意味は未来にない。
ガソリンスタンドの新しい店員さんが、息を切らしながらも笑顔で
新しい店員さんの事情は知らない。
けれどそのひとの笑顔を見て、胸が苦しくもなった。ほかのところ
わたしは高校を卒業していない。
就職活動では「中卒」のあつかいになる。ハローワークの窓口で、
「あなたのような中卒の人間がこの仕事を希望するとは何事か。あ
それは手書きの手紙だった。わたしは、自分が履歴書を出した先の
わたしは怖いのだとおもう。他人のまなざしが。あれはわたしの罪
怖い。
「中卒」と言われることが怖い。そのひと言は、それまでの大勢の
「一生このままなのか。変わりたい」とおもう。
同時に、「一生このままだ。受け入れろ」とおもう。
そのふたつの声は、父の声であり、母の声でもある。ふたりともが
わたしも、ふたつの言葉をもっている。
しかし、おそらくは無理だろう。
どれほど立派な人間になっても、「過去を変えたい」と言えないだ
変わってほしい。
変わるなんて贅沢をゆるさない。
ふたつの声。
ゆるさない。
愛さない。
ふたつの声。
恥ずかしい存在は隠されねばならない。
わたしは隠された。
正しくなって、ふたたび陽のひかりの中を歩いた。
やがて夜になり、わたしは道を転がり落ちる。
それからは永遠に夜だ。
「たったそれっぽっちしか働かないのか! いつか就職するだろうとおもって、これまで多目に見ていたのに」
そう言われるだろう。
耐えられそうかい?
なにに、なにに。
自分で決めるんだ。
まだ頭の中が落ち着いていない。
大きな場所に行く。身体がおかしくなる。冷たく、早く、遅く、身
これが現実だった。
失望する。
それでも、やめることはできない。
そうだろう?
昨夜1時間睡眠だったことをおもえば、身体はすごい。普段と変わ
昨夜は、眠れなくても、起き上がらなかったことがよかったのかも
母がシュークリームを買ってくれる。わたしがあまりに憔悴してい
わたしよりも、点数のかさむ患者はたくさんいて、わたしはおまけ
怖かった。怖かった。つらかった。でもまた行かねばならない。そ
どんなに考えても妙案は見つからない。たぶんないのだ。
わたしの脳のシナプスが決める。
シナプスは、「荷が重い」と伝えあう。波になる。波はぶつかり、
まだ見ぬたぬきの計測。
「見て、すずめが稲を食べている。ホバリンクしながら。というこ
すずめは、羽ばたいていた。稲穂と稲穂のあいだで、立ち止まるた
「待って」
「時よ止まれ」
「ぬ」
「待たぬ止まらぬ」
形がいる。
理解がいる。
でなければ、わたしは動けない。
わたしは理解し、理解する。
現実のおそろしさ。鈍感になれ。無理なら、解離しろ。
うまくメモができれば、動けるか。