8月21日水曜日
脳ともみあいになる。考える脳と、深呼吸をカウントする脳。
夢はトイレを求めてさまよっていると、クラスメイトに親切に声を
なにを食べても気に入らない父と、なにを食べても怖くなるわたし
自分が買ってきた食べ物が腐っていたり、毒が入っていたりして、
心配でたまらない。
恐ろしくなって、帰り道に食べ物を捨てたこともある。
買った店を出た瞬間にごみ箱につっこんだこともある。
頭がいまよりも加速していて、混乱していたころのことだ。
自分を手放さないこと。
生きる意味を見失わないこと。
仕事に、没頭、する、なかれ!
これまでの職場は、電話をとらないものを非難する(これは優しい
自分ばかりとりすぎると、こんどは、「とらないでいい」などと言
前職場で、最後の方に、「おねがいだから、暴力はやめて。暴力だ
昨夜妙なものが鳴いていた。
脳が興奮してやまない。
毒のことで頭がいっぱいになっている。
まったく落ち着かなくなっている。
帰り道、「やっぱりおかしい」とおもい、急遽…
店員さんはどのお店でも、優しかった。
勇気を出して階段をのぼる。ホールにはひとがいなくて、ひとりだ
午前中出掛けてみて、脳が混乱しすぎる気がする。それはもう、ど
興奮しすぎる。なにもかもが落下しているみたいだ。わたしも、現
胃が痛い。
めちゃくちゃなのだ。
こんなんでいいのか。
いいはずない。
これではもたない。もとのもくあみになる。
こうではいけない。
こんなにかそくしてはいけない。
頭が混乱している。頭が混乱するだけの理由はある。
だけど、こうではいけない。
どうにかして、どうにかするひつようがある。
問題点
・運転の不安定性
・スケジュールの不足
日 午前 休 午後
月 午前 休 午後 買い物
火 午前 O 午後 M
水 午前 O 午後 買い物
木 午前 休 午後 M
金 午前 O 午後 買い物
土 午前 O 午後 M
昼食後、本を読む。読めないかもしれないとおもっていたが、没頭
ふしぎなかんじがした。わたしの人生の時間は数ヵ月も経っている
8月20日火曜日
お盆を過ぎてから、朝晩が涼しくなっている。
夢を見る。2つのハンガーラックがあり、その下には数センチのほ
大急ぎで車が進む。結婚式に向かっている。車窓から、1匹のヨー
大通りに出ると、そこが会場になっており、たくさんのひとがいる
て、そのうち1人は見覚えのある女性なのだが、名札を見るとちが
つぎの建物は、図書館の気配がする。ほかにもひとがところどころ
車内は慌ただしい。時間がないのだ。もう式ははじまっている。服
郵便局へ寄る。車内に残る母に訊くと、「ついでだからはがきも済
車内に戻ると、相変わらず大慌てでパニック状態の父と母に、「わ
もうひとつの夢では、生き残った幼馴染みが、自分でベランダに閉
全力で走る、ちいさな犬の後ろ姿が、脳裏に焼き付いている。
昨日、午後のおやつは我慢したものの、夕食後のその後にまた衝動
父に誘われて、母がわたしのそばからいなくなる。わたしはまだ炭
青天の霹靂! 過食のことなど頭から消え去る。夜の散歩はパスしようかな、とい
おおいに動揺はあるが、そうなるかもしれなかったことではある。
母が、「まあやってみてごらん。できるとおもうよ」と言うと、す
わたしはずっと「仕方ない」ものだった。17のときから、ずっと
「あの子は死んでも仕方がない」その言葉は、わたしを傷つけもす
夜は眠れなくならなかった。衝撃はあったが、するべきことを考え
を用意できず、ほかの本を読んでしまっている。頭が追い付かない
放蕩息子がじつは10年を1日ですごし、箱入り娘はじつは狩猟民
湿度が高いようだ。
白猫いない。
妹猫いない。
父が他人に興味をもたないのは、もともとは、実母にたいして全身
わたしも同じだろうか。わたしが他人と関係を持たないできたのは
カーディガンが首筋にじかに触れることを避けてきたが、考えてみ
「とてもおとなしくて、○○だから」と言っておいたからね、と言
父が問い返したときに、「じゃあ、わたしのことは、ずうずうしい
スタディアプリを使おうかと考えていたら、スマホが古く、使えな
今日は言葉を2度話した。声帯が弱っているようだった。それとも
今日は午前中にするべきことができた。
「体力をつけるように」
どうすればよいのだろう。過剰に走り出しそうな自分と、日に1時
図書館に行くことか。
夕方、明日図書館に行けるように、もっと近い場所へひとりで出掛
日のあるうちに、散歩をしてもよいかな、とおもう。恥さらしは禁
疲れているのかもしれない。本のことだ。たぶん疲れてしまってい
わたしは…
図書館に通うことにしようかとおもう。理由もできたことだ。遊び
図書館のアプリも、使えない。
けれど、このスマホでいい。
仕事に通っても、LINEは使わないつもりだ。
興奮した空気の中で、なぜか母も父も立っていて、やがて母はスマ
8月19日月曜日
昨夜は寝つけない。仰向けになって、まったく眠る様子がないこと
夢を見る。石段のある山道を自転車で20人ほどと上っていく。自
ことに気づく。わたしよりも頭3つ分ほど大きい。彼女はわたしに
あっという間に、みな自転車にまたがり、山を降り始める。来た道
トイレから出る。みなはもう自転車で出発してしまっている。わた
目を覚ますと、頂上に仰向けになっている。店長も引き返してきて
石段の山道を降りていく。わたしはこれまで、店長とも書店員さん
山を降りると、駐車場に出る。数台のバスがあり、そのそばには、
別の夢では、またしても、家に帰れなくなっている。わたしは、汽
今朝もニュース。人殺し、狂女、幼児溺死、高齢者ドライバー、生
朝の、1日のはじまりの朝の、ドーピング。父は大喜び。大喜び! わたしはたましいがへどろになる。
みな、他人をモンスターと呼んで、あざわらい、蔑み、排除する。
わたしだってそうだ。運転には怯えていても、けっきょくは、他人
みんな狂っている。
わたしはただ、報道に操作されることに同意したくないだけだ。1
みな平気。それどころか、父には快楽だ。
父のことは受け入れられても、アナウンサーとは目を合わせたくな
わたしは平気で生きていない。ぎりぎりで生きている。それはだれ
疲れきった。
他人を殺しつづけることが生きることなのだ。
生理前でもないのにこんなに身体を殴ってさ。なにやっているんだ
もっと狂ったもので上書きする。ドーピングを消すためにドーピン
わたしはなにひとつ適当にはできない。振り払えない。見て、見て
前職のときに、母が、息抜きをすることを教えてくれた。そのこと
わたしは、ボロ雑巾のように扱われても平気なところがある。むし
問題は身体のほうだ。身体が悲鳴をあげる。わたしの管理をすり抜
そんなにどきどきしないで。そんなに硬くならないで。だいじょう
「だいじょうぶじゃないよ、なにひとつ」
もっとうるさい。ここよりも、いまよりも、もっとうるさい。もっ
考えまちがえているのかもしれない。動揺しないようにするのでは
きれいに生きられないことを受け入れて、ぼろくそに扱われて、ど
過食をした。食べながら、「これが最後とかおもうけれど、どうせ
自分の幼い癇癪がおかしくなる。だが、わたしだけは、わたしを笑
変わらされることが怖い。見たもの、聞いたものが、わたしを変え
白猫いない。ぶち猫いない。
はぴはどこ。
なにもしていなくても、とつぜん、頭がおかしくなって、とても怖
パニック障害には運動がよい、って、どうやって運動するのだろう
わたしはずっと、つまり、小学校から最後の学校までのあいだずっ
「なまけているだけ。我慢が足りないだけ。バイタリティをもちな
過食は子どもっぽすぎる。
勉強しているなんて何様か、とおもわれることが怖い。勉強すらし
家族の足音が聞こえたら、机の上をさーっと隠している。
そもそも机の上にはなにも置いていない。
本棚にはショールをかけて、中を見えないようにしている。こんな
あとひとつでも否定されたら、耐えられないのではないか。
わたしはわたしを切り詰めてきた。わたしはわたしであることを放
ほんとうは、耐えられたらいいのだろう。だが、わたしはもう体力
本棚。
服もない。
鞄もない。
あるのにない。
へんなの。それが嫌だとか、父や母にほめられたいだとか、おもっ
へんなの。へんなの。
父も母も立派だなあ。ずっとそうおもってきて、憧れてきて、つぶ
わが子を殴る親はたくさんいる。売春を強要する家族もありふれて
昨日父が、働いていた頃のことを話してくれて、わたしはなんだか
父も、わたしみたいに、心はタフに耐えられるけれど、身体はその
父は大勢の他人には好かれない。素直すぎるからだ。考えや感情が
けれど、という保留の要素もとくにない。
けれどね、わたしは父が好き。はっきり言って、父のような剥き出
だから、他人が平気で父を傷つけるとき、父はたいてい傷つかない
わたしはとにかくとにかく、正直な人間が好きだ。ほとんどの人間
過食しすぎました。
わたしをどうしたらいいのかなあ。もうすこし落ち着いてほしい。
あごひげだけを剃りぬかったため、今週はあごひげがふわふわして
光に反射して、透明に見える。
過食しすぎたものの、気を取り直して、しかも勇気を出して、自分
ファンデーションを塗る。今月はほとんど身だしなみを整えなかっ
今日はチークを塗る。えらい。
母が話しかけてくれていたが、聞こえなかった。目の前のことがわ
昨夜の覚醒は、ひとつはコーヒー(先日数ヵ月ぶりに飲んで、また
言葉にすると怖い。失ってしまいそうで怖い。言葉に見つかって、
わたしは、うまくできないときもあるけれど、冷静なときには、と
昨日、「家族に世話をさせることにならないように、健康や生活に
セント、白黒つきはしない、どちらの要素ももっているのだ。
家族に感謝している。感謝しすぎて身のほどを抱えきれなくなると
1日中はそう振る舞えなくても、わたしの中に、たしかに、家族に
そして、うれしいとおもうわたしでいられるのも、家族のおかげだ
・身体の具合を整えること
・自分のしたいことすること
・それらの過程をじゅうぶん体験すること
居間も母も父のもの。時間も行為も父のもの。
居間にいたい。夜の1時間でいい。気が狂うニュースではなくて、
弾き飛ばされてしまう。空間に弾き飛ばされてしまう。しがみつい
弟はいなくなった。
つぎはわたしの番だ。
だけど耐えられない。
なんで、分けあえないの。
排除されていく。
そして、見えず、居ず、聞こえなければ、しだいに憎まれはじめる
メイクしているのがよくない。とても気持ちがいやになる。
8月18日日曜日
昨夜眠るときに怖くなる。
復職する夢を見る。時間なのに、制服がどこにあるかわからない、
、「姉が1級建築士の資格試験の勉強をしているから勉強をしてい
昨夜は怖くなって、深呼吸をしたけれど、怖かった。わたしのすべ
昨日はずいぶん落ち着きがなかった。図書館に行くかどうかわから
昨夜怖くなった理由の1分には、メロンパンを3分の1食べたこと
目の前のことがわからなくなっていることさえ、わからなくなって
わたしは、しなければならないことを1日中してしまう。それでは
しなければならないことと、しようとおもえることの、バランスを
これからどのように生きるのか決めたい、という欲求が強い。切羽
今朝、ふと考えた。図書館に行く曜日や時間は、1年中、そしてそ
わたしは自分のことを「真面目」だとおもっていた。ふしぎなかん
ふしぎなのだ。自分のわかっている自分と、自分とはちがっている
ふしぎなのだ。わたしは公務員になったり、独学を生涯つづけたり
真面目なわたしが学校に通えない、朝から晩まで会社にいられない
自分のペースで、ひとりきり、適当な具合に調整できて、休んだり
わたしは言葉に囚われて、自分を見つめることも、知ることも、し
それでも、やっぱりおかしなかんじがするのだ。わたしが狩猟民俗
10年1日が、1日10年。1日10年が、10年1日。反対の方
身体感覚に生きる時間がやすらぐ。思考が止まり、身体が先行する
自分の具合でならば、本を読んでいけるのではないかとおもう。本
愛しかない。愛ばかり。
知りたいことも、できたいことも、けっきょくは愛のことだった。
言葉にするとひるんでしまう。けれど、こうして言葉にしていくと
今日、仕事の勉強の話が出た。そして、こうおもった、「黙って受
できるならば、こんなに苦しくなりはしなかった。
人間は、変わったり、変わらなかったりする。
わたしも、人間のようなものだから、壊れたり、直らなかったりす
たぶん、わたしは、自分でかんじたり、考えるよりも、取り返しの
わたしのなかのどこかが、損なわれてしまった。リストカットと変
自分をあわれにおもうというよりは、だれかに謝りたい気持ちだ。
これから先、生きていく時間の中で、わたしはわたしを見つめたい
知ることは愛だから。
8月17日土曜日
夢を見る。精神科病棟に家族や親戚といる。わたしは姉をそばに置
今朝は早起きをしなかった。わたし自身も30分普段よりも眠って
わたしという存在の内側によろこびはなくなったのだろう。楽しむ
楽しめるようになるのではなく、楽しめないことに慣れたほうがい
金を稼いで母にほんのすこしだとしても楽をさせたい。
わたしは家族にひつようとされていない。義務のようなものとして
わたしは求めてはいけない。そのことをわからなくなってしまう。
ひとりぽっちだ。我慢強くないから、聞き分けがよくないから、父
身体がやすらげない。どこにもやすらげない。
おそろくわたしは従属しなければ生きていけないだろう。支配され
昨日は、「服などを、着たいな」とおもった。
わたしはここで死ぬのだろう。
生存は許されていない。
金を稼ぐために生み出された。役目を果たすために作られた。
わたしの生存は許されていない。
金を稼いでいない。
ひとはなにをしてよろこぶのだろう。
好きだったこと。
・音楽を聴くこと
・絵を描くこと
・部屋を自分らしく飾ること
・服を着ること
・髪型
・靴を履くこと
・お菓子を作ること
・勉強をすること
・コーヒーを飲むこと
・文房具店に行くこと
・映画を見ること
・飼い猫と飼い犬
・母の日と父の日
・ほぼ日手帳ガイドブックを読むこと
・空想
顔をあげられない。
金を稼げたらそれでいい。
金さえ稼ぐことができればここにいられる。
ここにいられるだけだけれど、ここにいられる。
ここ、いま、以上にはならない。金を稼いでも生活は変わらない。
すこし居すぎたのだろう。天気と帰省とお盆。居すぎた。身体も心
いまでも辛いから、いまよりも辛くなったら、耐えられないのでは
そのことに怯えている。そばにいなければ、すこしでも離れてしま
戻れなくても生きていけるか。
なんのために生きているのだろう。
わたしの快感のため?
なんて淋しいのだろう。
身体がじょうぶならよかった。なんでもできたのに。
精神がタフならよかった。どうにでも生きられたのに。
でもその人生にも、なんの意味があるだろう。
わたしは望まれたようには金を稼げなかった。
だから望まれたようには生きられなかった。
うんざりだ。
なにもかもにうんざりだ。
家族には絶対に捨てられたくない。
こんな人生、こんなわたしだけれど、ひとつだけ確実なよろこひが
それだけが、わたしの希望なのかもしれない。
他人を殺す前にわたしが死ぬこと。
わたしは自分を信じていないし、他人もわたしを信じてはいない。
1ミリでも動いたら見捨てられる。
遺棄される。
金を使わないことが父のよろこびだ。生活などはどうでもいい。テ
あきらめたらどうか。
生きることをあきらめるのだ。
・就職をあきらめる
・日中の仕事をあきらめる
・自立をあきらめる
・よろこびをあきらめる
・意味をあきらめる
・支配されること
・金を稼ぐこと
・稼いだ金を使わないこと
・ものを言わないこと
・目障りにならないこと
・食べないこと
・音を立てないこと
眠る。食べる。
なにかひとつがひっかかる。
自殺していなくなった、みたいに生きること。
感謝すること。
金を稼ぎ、稼いだ金を使わず、息を殺すこと。
自分を誤解していた。まるでなにかができるひとみたいに。
感謝すること。
わたしはここまで。
すべてを父の思い通りにしたらいいのだ。家の中に引きこもって、
わたしは子どもなのに、子どもになりきれないでいる。だから、就
ひとつのわたしは、5秒しかいない。
だれも変化に耐えられなくなった。よくなるかも、わるくなるかも
疲れてしまった。
神さまに教えてもらいたい。
わたしはどう生きたらいいのか。
・自殺をする
・息を殺して、依存し支配される
・自分を自分で守りながら家族と暮らす
・自立をする
10年未来をわたしはどのようにやり直せばいいのか。
しっかりしたいとおもう。
しかし、その力がないとかんじる。
身体も心も重い。
疲れてしまった。
自分にも現実にもうんざりだ。
だれもが懸命に生きている。
わたしの努力が足りないのだろうか。
父の言う通りなのだろうか。
そうなのだろう。
わたしはいまから努力をすればよいのだろう。
ほかに道はないのだろう。
わたしは…
『アップルと月の光とテイラーの選択』を読みながら、ひとはなぜ
午後4時以降は理性を失うわたし、たのしみもよろこびも自分ひと
わたしはなぜ生きていくのだろう。
わたしは、他人を憎んでいた。心底だ。言葉では、「他人」と呼ん
わたしは、愛したくて、生きているのだろう。ひとは、自分に向い
わたしは、他人と関係することに向いていない。そうであるからこ
ひとりで生きてはいけない。ひとりでなければ生きてはいかれない
他人が怖い。みなわたしを殺すから。わたしは殺されたくないから
家族が怖い。見捨てられてしまうから。見捨てられたくないから。
わたしは、たぶん、最後まで、最後の最後まで、今日とおなじよう
8月16日金曜日
身体を細くするふくろうのように、通りかかったもの(わたし)を
わたしはあなたを殺さない。
あなたもわたしを殺さない。
「努力した」とひとは言いたくなるけれど、「努力することを許さ
父さん、お金を稼いでくれてありがとう。母さん、家事をしてくれ
朝ごはんがおいしくてうれしい。
就職に至らなくても、時間や職種を工夫して、お金を稼ぐ。
父は二分法だ。これはよい、これはわるい。父の法の下で、わたし
わたしたちがどのようにものを考えるのか、わたしたちはなにの領
あれだけの風が吹いて、家一軒、どころか屋根ひとつ飛ばされてい
言葉にしたら大きすぎて、間違いみたいな気持ちがして、怖くなる
いまここ。
大火傷をおってただれた穴の空いた腕が映し出される。これからそ
連日、男が逃げ場のない男を殴る映像が繰り返し流れている。
父は大興奮して、けらけらと、それから鼻で笑い、「どいつもこい
日本中で、ものがよく売れ、胃腸がフル稼働していることだろう。
わたしがいなくなったとたん話すことをやめて、行動して、まるで
わたしを追い出している。無意識だから、淋しい。
この前、「自殺者がでたらあとまで言われつづけるからね」と他人
父は目の前のこと、自分のこと、しか考えられない。いまこの瞬間
夕食のあとは辛い気持ちになる。1日が終りそうで、ほっとして、
首を吊ること。
父は喜んでくれる。
今日は母が美容室に連れていってくれた。カット代も払ってくれる
わたしはモンスターではないということ。
人間は多様であること。
だから、人間をモンスターと呼ぶ人間も、わたしは許容したい。
わたしは人間を信じているということ。
人間の醜さも、無垢さも、変化も、強さも弱さも、信じているとい
だから、わたしは殺されたくないし、殺したくもないが、殺される
自殺すること。
人間の無意識が怖いこと。怖いことを手放せないこと。ないことに
父に愛されたいのは、古い恋人に執着しつづけるようで、笑ってし
母の記憶。星の王子さまを、読み聞かせてくれたこと。絵本ではな
父の記憶。あぐらをかいた上に座ることが好きだった。わたしは周
父もあの頃は、よく話しをして、よく笑った。
疲れている。夜は疲れている。
やすらぎかたがわからない。
やすらぎかたを身につけられなければ、どうにもならないのではな
美容室では深呼吸をした。ずっと、深呼吸をした。
帰りに見た鏡の中のわたしは、あたらしい髪型が意外にも似合って
1匹の猫が見あたらない。
「あの子ったら、『孫を生んであげたんだから』なんて言うから、
わたしは、彼女の言葉ではないとおもう。彼女が思いつき、口に出
わが子を見捨ててはならない、とは言えない。いつまでも面倒を見
ふたりよりも、ひとりのほうが、安い。
それは言葉にされなかったとしても、生まれることを止められない
わたしは疲れた子どもで、早く眠りたくて、ぐずっている。
大人になるということは、家族と離別することではなくて、家族と
言葉がもっとも淋しい。
言葉がもっとも切ない。
言葉がもっとも醜い。
言葉がもっともままならない。
人間はもうすこしタフだ。
「この街の踊りがくだらなく、隣街の踊りがすばらしい理由がわか
自分が歯がゆい。もっと感謝してほしい。
わたしが多少とも冷静にものが考えられる(考えられるとして!)
核兵器が用いられ、放射能まみれになって、内側からも外側からも
大地震が起こる。
交通事故。
わたしは死ぬかもしれない。
8月15日木曜日0
午前4時停電する。わたしは役に立ちたがってだめ。そのままに放
真夜中から暴風。屋根が飛んでいないはずない。
葉が揺れる音が近づいてくる。そしてわたしたちが揺れはじめる。
恐怖と畏怖がまざりあう。
灯りがなくて本が読めない。
お盆でよかった。はぴはここにいるから、だいじょうぶ、よかった
冷蔵庫腐って冷凍庫腐る日。
午前2時から目を覚ましては眠る、繰り返している。そんなにはし
音は怖いけれど、澄んでいる。人間の意思が介入しないものの、つ
炎が揺れていた。わたしが朝食の皿を洗っているあいだ。ろうそく
雨戸をほんのすこしだけ開けて、外の光を取り込む。
「いっしょうけんめい生きた」「できることぜんぶした」
「なしとげませんでした」
生きて死んでいくってどんな気分だろう。
窓の外が見られないと落ち着かない。焦り、圧迫感…
腕を殴る殴る殴る殴る。医者の娘で自分も医者で脳の中に声が聞こ
どこにも居場所がない。
父の言葉に父の姿勢に父の思考に全面的に同意しひれ伏しあがめ己
父に付き従わなければ居られない。ここに居られない。
音楽は麻薬だ。映像は麻薬だ。
わたしはなにひとつ捉えのがしたくない。適当に感じたり、感じな