つよく生きているか

2019〜2020のくらむせかい,くらむの日記

2021-01-01から1年間の記事一覧

8月1日木曜日

今朝もごみ捨ては父が5時半から行った。早起きして、奪い合っている。自分の役割を持つことは、他人の役割を奪うことだ。だから伝承は難しい。わたしはなにもできないものになるだろう。銀行も知らない、税金も知らない、福祉も知らない、そういうものに。…

アーモンド/ソン・ウォンピョン

わたしたちは、他人の感情を無視している。その事実すらも、無視をして生活している。感じない少年と、感じることをやめられない少年が出会い、起こる化学反応。鈍感な目を見開らかされた。わたしたちは、何歳になっても変われる。他人を、そして自分自身を…

来春まで

家族といるときにも、職場でも、ひとりのときにも、気持ちに余裕があること。前にしたことがあることならばできるかなとおもったけれど、パートはクリニックや歯科や薬局で、病院の正社員ができるほどしなやかではないだろう。ほんのすこし予定ではないこと…

安楽死制度

わたしは安楽死がしたいから、制度には賛成する。しかし、実現した場合、死にたくない人が死ぬように追い詰められることが起きるだろうとおもう。家族に負担に思われているひとや、知的障害者、認知機能がそれまでよりも低下したひとが、自ら選んだかのよう…

親不孝者の覚悟

怖くて自殺ができなくて。でも、両親に殺されることもできません。それはあまりに親不孝だという気がして。苦労を掛けつづけてきた両親を、最後には犯罪者にするなんて、できません。だから、これがいちばんいいようにおもったんです。生きるしかないとおも…

7月31日水曜日

悪夢を見る。地区のような場所に強制収容されている。女は男に犯される。わたしも例外ではない。それでも、わたしは父のもとへ戻ろうと画策している。男の中には、親切な顔見知りの男がふたりいて、「ばかなことはするな、おとなしくしていたほうがいい」と…

7月30日火曜日

暑い朝。弟とふたりでいる家に台湾人の強盗が現れて、強盗に財布の中身を説明しながら、後ろ手で「強盗」とメールを打とうと苦心する夢を見る。強盗は鋭利なシャープペンで武装している。もうひとつ夢を見る。よく覚えていない。学校のようだった、ひとりの…

7月29日月曜日

昨夜は眠る。悪夢を見る。中学生くらいの子どもたちがいて、みな、はしゃいだりしている。だが、なにかがおかしい。人数がだんだんと減っていく。大きな男がいて…子どもが気づきはじめる。男がわたしたちを殺しているのだ。体調を崩す女の子がいる。それは殺…

7月28日日曜日

昨夜は寝つけない。夢を見る。新しい犬がいる。子犬だが、ちゅうくらいの大きさをしている。横たわり、甘えている。わたしは撫でている。硬さと柔らかさの両方をかんじる。とても健康的な様子だとおもう。新しい犬は、はぴと変わらない。同じはずはないとお…

7月27日土曜日

昨夜、口の中が記憶している。歯医者の記憶が口の中に充満し、振動と鋭い音と、痛みと、硬直と鳥肌をかんじる。夜は眠れる。すさまじい悪夢を見る。細かく、込み入り、衝撃と暴露と隠蔽と死と死がある。・仲間の男がメモしているものを見て、ある女が血相を…

7月26日金曜日

深夜0時半、眠れない。寝つけないひとはスマホを見ているに決まっているとおもっていたが、暗闇の中で目を閉じて、考えて、3時間が経った。このままで眠れないだろう。何時間でも、まぶたの中で考えるだろう。・明日のは医者について、「自分で行く?」と…

7月25日木曜日

悪夢を見続ける。6時半に目が覚めて、父が玄関をなんども出入りしている。飛び起きて、窓からしばらく父を見て、飛んで部屋を出て、ごみを捨てにいく。だから、朝起きて部屋を出るまでにしていることをすべてしなかった。朝食が冷めている。みな自分のペー…

7月24日水曜日

昨夜は眠れた。2度寝までした。朝、ごみを出しに行く。昨日は、これまでによくしたように、「行けないかもしれない」とか「具合がわるくなって途中で帰るかもしれない」と事前に言うことはしなかった。それは自分を明け渡す行為なのだろう。わたしはひらか…

7月23日火曜日

悪夢を見る。母が死んで、父はいない。わたしはちいさな弟を風呂に入れて、洗濯機を回す。いちどでは終らない。風呂の中に、やや迷いながらも入る。弟はまだちいさいし、ついこのあいだまでいっしょに入っていたのだから、かまわないだろう。湯船の中では、…

7月22日月曜日

雨が降っている。ごみを出しに行く。ごみ袋が大きくて重くて、左足に当たってしまう。ズボンを洗濯に出す。こんなことをして(雨なのに洗濯を増やして)よくない。犬が丸くなって寝ていた。こちらを見ているかとおもったが、見ていなかった。目を閉じていた。…

7月21日日曜日

昨日は午後に母と出掛ける。渋滞で止まっているときにとつぜん気がつく。苦しくない。いまわたしちっとも苦しくなっていない。心臓がめちゃくちゃになっていない。身体がひきちぎられそうなほど緊張していない。どこも張っていない。どこも縮んでいない。な…

7月21日日曜日

昨日は午後に母と出掛ける。渋滞で止まっているときにとつぜん気がつく。苦しくない。いまわたしちっとも苦しくなっていない。心臓がめちゃくちゃになっていない。身体がひきちぎられそうなほど緊張していない。どこも張っていない。どこも縮んでいない。な…

7月20日土曜日

昨夜は寝つけない。今朝は眠った。雨が止まっている。台風が来るのだろう。すだれが風でめくれあがっていく。

7月19日金曜日

身体から疲れがとれない。疲れ?じゅうぶんに眠れないと、頭に靄がかかって、身体が(身体症状とはちがうふうに)重い。気持ちがぎりぎりになる。過食に至る。自分がいま死んでしまったことに気づいたみたいに、昨日は、ニュース映像から解離していた。たぶん…

7月18日木曜日

悪夢を見る。東の方にいて、早く帰らなくてはならない。急いで走っていく。道がわからない。川沿いを進む。やがて大きな橋が見えてくるが、どこか見覚えがある。北へきすぎているのかもしれない。この橋を以前にもわたり、北へきすぎた橋で、わたっても、帰…

7月17日水曜日

すっかり狂っている。加速しすぎている。朝から父は絶好調。大声で母を追いかけ回し、北朝鮮拉致と政権を大声で、大声で、大興奮をしてまくしたてる。わたしの頭が狂えばいいとおもう。朝食後、音楽を身体が崩れそうになるほど大音量で耳に流し込む。掃除を…

7月16日火曜日

昨夜は寝つけず、3時に起床する。考えて考えて考えていた。苦しかった。考えがばらけすぎてどうすることもできない。身体があまりよくない。全身にあまり力が入らない。まとめられない違和感がある。おそらくは父の言う通りなのだろう。できなければならな…

7月15日月曜日

朝のごみ出しに行く。歩くのは気持ちがよい。母が「今日はカフェオレにしようか」と言う。こういうことができる、普段とちがう動きになっても混乱してつぶれてしまわない、って、うれしい。血の気が引いている。身体が…気分があまりよくない。どうしてこんな…

7月14日日曜日

眠気がある。曇天の朝。ご飯が食べられることがうれしい。安心して、食べてみることができることがうれしい。確認しても、確認し間違えて、また…カーテンの裏も、ベッドのしたも、パンツの内側も、クローゼットの中、タンスと壁のありえないほど狭い隙間…殺…

7月13日土曜日

真夜中に奥歯の奥の痛みで目が覚める。デスクライトに向かって口を開ける。指でつっついてみる。眠い。雨が降ったあとがある。午前9時から1時間、『坂口恭平躁鬱日記』のつづき(謎の女フー篇)を読もうと読みはじめて30分後に母が、「歯医者に行こう」と…

7月12日金曜日

枕カバーは特に危険だ。一瞬でも目を離したら、盗聴機が埋め込まれる。カバーの内側と外側を確認する。どちらかを確認して、こんどは残りを確認する。両方同時にはできないから、危険でありつづける。しかも左手が触ってしまう。思考がそぐわない。やり直し…

7月11日木曜日

昨夜寝つけない。身体が重くなってきた。雨があがる。・夕方図書館に行く。母が笑顔で「いってらっしゃい」と言ってくれて、帰宅すると両親が「おかえり」と言ってくれる。

7月10日水曜日

朝ごみを出しに行く。すずめのご飯をあげようか迷うが、父の正しいやり方でできないとおもい、やめる。昨日は午前中尿がとまらなかった。30分ごとに尿意が限界になって、激しく放尿される。今朝は眠い。昨夜は具合がわるいと考えて眠った。ここ数日は眠る…

7月9日火曜日

朝から雨が降っている。「わたしはどのように根本的に変わればよいのか」ということを考えることをやめたことはなかった。昼食後気分がよくない。読書が動揺したのかもしれない。袋に空気穴が開いた1週間ほど前のドーナツをひとかけら食べたからかもしれな…

7月8日月曜日

からすが3羽くっつきあってフェンスに止まっている。顔の回りの黒い猫が、姿勢を低くして歩いていく。午前中スマホのSIMカードが読み取られなくなる。ベッドの上で、手から滑り落ちて、ベッドの角にぶつかったからだ。10回ほど、SIMカードとSDカードを出…